2012/10/22(月)

今年最初の更新が残留争いになってしまいました。

Jリーグも残り5試合となりました。

首位は仙台と広島が勝ち点54で並んでいます。

共に大型補強に頼らず、堅実に自分たちのサッカーを貫いたクラブ。

どちらが優勝してもm今後のクラブのあり方に影響を与えることとなるでしょう。

残留争いも熾烈です。

14位 神戸 35

15位 大宮 33

16位 G大阪 32

17位 新潟 31

残り5試合で14位神戸と16G大阪の勝ち点差は3

勝ち点40が残留ラインと想定すると、神戸は2勝すればOK

大宮とG大阪は3勝、もしくは22分、新潟は3勝が必要となる。

対象4チームの残り5試合を見てみよう。

<神戸>

vs川崎(H

vs横浜FMH

vsFC東京(A

vs柏(A

vs広島(H

<大宮>

vs柏(A

vs鹿島(H

vsC大阪(A

vs磐田(H

vs清水(A

G大阪>

vs広島(H

vs柏(A

vs清水(A

vsFC東京(H

vs磐田(A

<新潟>

vs鳥栖(H

vs清水(A

vs川崎(H

vs仙台(A

vs札幌(H

神戸は残り2試合が柏と広島。ACL争い、優勝争いも混戦なので33節までもつれる可能性が高く、敵もかなり高いモチベーションで戦うことになるので、ここ2試合ホームゲームで連勝し、残留を確定させるぐらいでないと一気に厳しくなる。

G大阪も最初の2試合が鍵となる。

次節はホームに首位広島を迎える。いくら相手が首位としても、ホームでは負けるわけにはいかない勝てば、その次のアウェイ柏戦にもはずみがつく。

大宮は次節がアウェイで柏。最終戦もアウェイで清水と厳しい相手なので、その間の3試合で3勝、少なくても2つは勝たないと残留の目が途絶える。

新潟はホームゲーム3試合残し、対戦相手は上位争いのチームではない。逆にアウェイが清水、仙台と厳しい相手なので、ホーム3勝が残留への道となる。

10/27(土)の30節。ここは見逃せません。

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Jリーグ振り返り(テーマ:継続性)

2011/12/17(土)

柏レイソルがJ2優勝の翌年にJ1優勝。

J2の時からの「継続性」が優勝の要因だと考えます。

「継続性」

成熟度を増すためには、継続性はとても重要なファクターである。

少なくてもある程度実を結ぶにも1年以上はかかるのはないだろうか?

一方、継続は固執しすぎると「マンネリ化」につながりやすい。

特にサッカー選手には年齢があるので、年齢・経験のバランスを見ながらチーム構成を考えなければならない。

ただ、監督交代においては継続性が失われる可能性は高い。

クラブ主導のチームは大きな路線としては継続性が保てる場合もあるが、監督が単年契約の場合は、その時の結果を求められるので、長期的なバランスを崩しがちになる。

1位:(継続)柏/ネルシーニョ→継続

2位:(継続)名古屋/ストイコビッチ→継続

3位:(継続)G大阪/西野→交代

4位:(継続)仙台/手倉森→継続

5位:(継続)横浜FM/木村→継続

6位:(継続)鹿島/オリベイラ→交代

7位:(継続)広島/ペドロビッチ→交代

8位:(継続)磐田/柳下→交代

9位:(継続)神戸/和田→継続

10位(新任)清水/ゴドビ→継続

11位(新任)川崎/相馬→継続

12位(継続)C大阪/クルピ→交代

13位(継続)大宮/鈴木→継続

14位(継続)新潟/黒崎→継続

15位(継続・交代)浦和/堀→交代

16位(新任)甲府/三浦

17位(新任)福岡/篠田

18位(継続)山形/小林

J2 1位(継続)FC東京/大熊→交代

J2 2位(継続)鳥栖/尹→継続

J2 3位(継続)札幌/石崎→継続

J1で新任監督は4チームで、10111617位と低迷した。

2012シーズンをJ1で迎える18クラブのうち、7チームが監督交代する。

しかも、後任監督がまだ決まっていないところも多く、チーム編成にも出遅れている感がある。継続性という観点でのみ考えると、柏と名古屋を継続中堅チーム(仙台、横浜FM,神戸、清水、川崎あたりが追いかける構図ということになる。昇格の鳥栖、札幌は継続性を保ちつつ補強がうまくいけば残留も見えてくるだろう。

さて、G大阪、鹿島、浦和、C大阪あたりが継続性論を覆せるか。

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セレッソ大阪

2011/10/21(金)

いろいろなクラブがあるが、セレッソ大阪というチームは興味深い。

     優秀な若手

言わずもがな香川真司という日本代表の10番を輩出した。その後、乾や家長なかなか輝くことができない才能が開花したのもこのセレッソ大阪というチームだった。そして、新たに日本代表に選ばれた清武という選手まで出てきている。

最初に思うのは、これだけエース級の選手を海外に放出しながらも、チームとして存続できるのか。リーグこそ11位(10/20現在)と低迷しているが、ACLではJクラブで唯一準々決勝まで進出している。

普通のチームで海外へ移籍するほどの選手が抜けると致命傷になるのが関の山だ。

これは彼らが抜けることで新たな才能の輝く場が提供されているともいえる。

つまり、才能のある選手はまだまだいるが、その才能を輝かせる術を知らない、もしくは輝く場を与えないクラブも多いのかもしれない。

J2降格へのリスクがあるので、ある程度計算できる選手を使いたいのは仕方のないことだが、積極的に若手を登用し、順位を保っているセレッソ大阪は素晴らしいと感じる。

     ダブルスポンサー

クラブにはいろんな生い立ちがある。

もともとは企業クラブ(ガンバ大阪ならパナソニック、名古屋グランパスならTOYOTAなど)が多いが、セレッソももともとの母体はヤンマー。しかし日本ハムという大手2つのスポンサーのクラブはそうなく、2つの勢力が混同するクラブは事業を進めるにつれ難しい部分も多いのではないかと思う。千葉もしかりで、不可解なフロント交代なども多い。

確かにセレッソ大阪も迷走を重ねた時期もあったが、クルピ監督の長期政権が続き、チームとしても土台が作れたような感がある。

     外国人の獲得がうまい

どこのクラブも外国人の獲得については頭を抱えている。

ブラジルから見つけてきても、なかなか順応できず、日本を去っていく例も少なくない。だからガンバ大阪や浦和レッズのように、資金の豊富なクラブは、リスクの少ない日本で成功したブラジル人を獲得する。

その中で、ブラジルから日本に順応するブラジル人を多く擁してきたのは、他のクラブから見てもうらやましい限りだ。

     勝ちっぷりも負けっぷりも豪快

ある意味「大阪っぽい」クラブなのかもしれない。ガンバ大阪も非常に攻撃的(得点はリーグ1位)だが、セレッソ大阪も11位ながら得点力は3位と大阪らしく攻撃的といえる。

3点以上取った試合が9試合。※ガンバ大阪は10試合。

3点以上取られた試合が7試合。※ガンバ大阪は5試合。

となかなか爽快な試合が多い。

ぜひこの路線は崩さず、大阪らしい戦い方を継続してもらいたい。

いろんな魅力のあるクラブだと思う。

U-22に選ばれている、まだまだ優秀な若手も控えている。

東京都にJ1クラブがいない今、大阪のクラブで日本を騒がして欲しいと願う。

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Jリーグ20試合を終えて

2011/08/09(火)

なでしこの活躍におされ気味のJリーグ。

そんな最中に松田選手の不幸も重なり、少しざわざわしている感があります。

成績不振の福岡は、篠田監督を解任し、浅野ヘッドコーチが昇格。

また甲府も三浦監督を解任し、佐久間GMが監督の職に就いた。甲府三浦監督の解任は当然な感があるが、福岡の篠田監督の解任は少し腑に落ちない。

福岡は、大きな戦力補強もできずにJ1の舞台へと戦いの場を移した。

このメンバーでJ1残留はかなり厳しいと見るのが大方の考えだと思う。そこを敢えて、若い篠田監督で挑んだのだから、最後までそしてJ2に落ちても篠田監督で、再度J1昇格へ挑む「継続路線」を選択すべきだったと思う。

結局ヘッドコーチが昇格しても大きくサッカーも変わらないだろうし、助っ人外国人の獲得くらいしかJ1残留の道はない。※残留ラインまで勝ち点15も足りない(残14試合)

上位はほぼ4クラブに絞られた。

現在首位の柏は予想外。ここまでもつとは思わなかった。外国人も若い選手も素晴らしい。※しかも大津選手が海外クラブに移籍している。

ACL敗退組の名古屋、G大阪と横浜FMの4つで決まるとみていい。

中堅順位のクラブに、上位を脅かすクラブも見当たらない。

降格争いは現在、福岡、山形、甲府の3クラブ。甲府が監督交代+ダヴィの獲得でどこまで浮上できるか。しかし勝ち点差6~8のクラブも調子を上げてきたり、補強をしており、そう簡単には捕らえられないと考えます。

8月があと4試合。

ここで体勢が見えてくるかと思います。

みなさんなでしこもいいですが、Jリーグも見に行きましょう。

<関西の注目カード>

/13(土)19時@長居 C大阪vs.G大阪(大阪ダービー)

/17(水)19時@万博 G大阪vs.名古屋

/24(水)19時@万博 G大阪vs.柏レイソル

/28(日)18時@ホームズ 神戸vs.G大阪(関西ダービー)

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ここから修羅場のJリーグ

2011/06/04(土)

震災もあり、大幅に日程変更があったJリーグだが、現段階で8試合を終え、首位にたつのは、昇格組の柏レイソルだ。

■継続組

昨年の戦力を継続しているチームは、春先に勝ち点を稼ぎやすい。

    柏レイソル19

    ベガルタ仙台 15

    横浜Fマリノス 15

    サンフレッチェ広島 15

    ジュビロ磐田 13

    ヴィッセル神戸 13

     大宮アルディージャ 12

しかしながら、通常この時期なら13試合は消化している。そう考えると大きな貯金はできなかったと見てもいい。

この中で注目はやはり柏レイソル。

J2から目指しているサッカーが実っている感があり、春の珍事ではなく実力の首位といえる。

仙台は地元の人のためにという強い団結が試合にもにじみ出ている。唯一の負けなし。

     未完成組

⑦ 川崎F 13

     清水 9

     甲府 7

     浦和 6

監督交代でメンバーも大きく変わったこの4チーム。そろそろ新チームもなじんでという時期だが、思った以上に浮上の要素が見られない。

     ACL組

    G大阪 12 2試合少ない

    名古屋 9 1試合少ない

     C大阪 5 1試合少ない

     鹿島 5 2試合少ない

C大阪のみACLベスト8へ進出。あとの3クラブはリーグへ専念できるし、試合数も少ないし、コンディションだけ整えば、必ず上位には進出してくるであろう。G大阪は宇佐美が移籍すればかなりの痛手となる。

C大阪はACLを残す分、コンディションやモチベーションが整わなければ、リーグの結果が低迷する可能性は高い。Jリーグで7試合終えて勝ち星がないのもかなり気になる。

     戦力低い組

     新潟 10

     山形 5

     福岡 0

この3チームは昨年に比べ、他のクラブと比べても戦力が劣る。

新潟は毎年のように主力が抜かれ、新たなエースが出てくるのだが、それでもマルシオリシャルデス、永田の穴はでかいはずだ。いい補強、ラッキーボーイなどの出現がないと下位に低迷するだろう。

■ここからのJリーグ

6月5試合、7月6試合、8月5試合。3ヶ月で16試合のリーグ戦が行われる。

この暑い時期にリーグ戦約半分の16試合。調子を落としても次々と試合はやってくる。

運命を決めるこの3ヶ月。どこが勝ち抜くやら。

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チャリティーマッチ

2011/04/02(土)

「役者が違う」

44歳のサッカー少年に心が震えた。

そもそも親善試合はあまり好きではない。

「ガチンコ」こそがスポーツ観戦の醍醐味であって、トップチームの親善試合よりも下のリーグの勝敗のかかった試合を見に行きたいと思う。

しかし、今回は大きな意義を持ったチャリティーマッチだ。

海外で活躍する日本人選手はリーグも佳境であるにも関わらず、日本へ帰ってきた。クラブも快く送り出した。長友選手に関しては、今週にミラノダービーがあるにも関わらず、日本へ帰ってきた。

チケットは即完売で、追加販売もすぐに終わった。横のキンチョースタジアムでは、公式戦以外では聞いたことがないパブリックビューイングも行われた。

日本代表vs.Jリーグ選抜。

練習ができずコンディションも整わない選手もいたが、今できる最大限のプレーに努めた。それでも、勝敗に左右されない試合ならではの雰囲気は多少はあった。選手も前後半で多く入れ替わった。

その中で、闘莉王選手はイエローカードももらうほど公式戦と同じ熱い気持ちでプレーした。そんな彼が前線に競って落ちたところに走りこんだのは、44歳現役最年長Jリーガーの三浦知良選手、カズだった。

最大限の努力で、最善の準備をしたものだけに与えられるチャンス。そしてそのチャンスをもにできるかは、強くて熱い気持ちを持つ選手だけだ。偶然では決してない。そのチャンスは彼に与えられるべくして与えられ、決めるべく気持ちを持ち合わせたからこそ、あの状況で、皆が待ち焦がれたカズダンスを披露できたことを忘れてはならない。

「自分に何ができるかわからないけど、サッカーで元気を与えられれば・・・」

クラブで働く人間として、もう一度考えたい。

サッカーで元気を与えるためには、もっともっと努力して、強い気持ちを持って戦わない限り、決して元気など与えられない。クラブを応援してくれる人間だけでなく、周りで普通に生活している人にまでサッカーで元気を与えるなんて、そんなに簡単なことではない。

中途半端にやるくらいなら、Jリーグは今年1年間中断して、現地へ行って1年間ボランティア活動をした方が、よっぽど貢献できるはずだ。

クラブで働く人間として、本気でサッカーに取り組み、少しでもサッカーで元気を与えられるよう努めたい。

あのカズさんのように。

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Jリーグ開幕

2011/03/08(火)

2011シーズンもJリーグが開幕した。

アジアカップ優勝や長友、宮市選手の活躍などもあり、例年よりかはサッカーの話題が増えているような気がします。

さて、Jリーグ(クラブ)は変革の域に来ていると考えています。

移籍金ルールの撤廃により、資金が潤沢でないクラブは選手との契約などにより細心の注意を払わざるを得なくなった。クラブを健全に運営し、低コストで強いチームを作るためには育成は大きなポイントだ。

しかし、これについてはかねてから重要視されてきた課題で、ガンバ大阪やサンフレッチェ広島が引っ張ってきた市場も、他クラブも強化できつつある。

となると今後のポイントは、選手の契約・獲得となる。

当たり前の話ではあるが、代えの効かない香川選手や岡崎選手のように、非常に安い金額で海外に引っこ抜かれると、クラブとしてもチーム強化に大きく関わる。

引き抜かれないようするには、高い給料と長い契約期間が必要となり、クラブへの負担は大きくなる。

選手側の立場にとってみれば、海外への移籍がしやすくなり、夢が広がる部分ではあるが、中堅クラスの選手にとっては、非常に厳しいといえる。経験があり、そこそこ給料の高い選手は、活躍の場が少なくなっていくというリスクが高くなる。

実際に、経験豊富でまだまだ活躍できうるベテランが、Jのクラブでは働き口が少なくなっている。クラブとしてもそこにリスクが負えず、コスト的にリスクの少ない若くて有望な選手を獲得する傾向にあるといえる。潤沢な資金をもつクラブを除いて。

監督についてもその傾向が出ているといえる。

現在J1の18クラブにおいて、外国人監督は7クラブ。ベテラン監督(50前後)が6クラブ。そして、若手監督が5クラブ。

外国人監督は、名古屋、C大阪、鹿島、浦和、柏、清水、広島

日本人ベテラン監督は、G大阪、山形、大宮、磐田、甲府

日本人若手監督は、川崎、仙台、新潟、神戸、福岡

外国人監督は当然のことだが、資金にゆとりがあるクラブが多いように思える。

もしくは、外国人監督路線を継続しているクラブ(鹿島、浦和、広島)となる。

日本人ベテラン監督においては、長期政権のG大阪西野監督は別格の存在。

それ以外のクラブは、若手監督を採用するリスクを恐れているような気がする。もしくはそういった人材がいないのかもしれない。磐田などは、黄金時代を支えた選手たくさんいるのだから、そういった人材を採用してもおかしくないのだが・・・。

そして、若手監督を採用するクラブ。

5クラブ中4クラブが、そのクラブでのプレー経験があり、生え抜きの監督とも言える。

個人的には、自クラブの選手が監督を務めるクラブを応援したい。あのバルセロナも、グアウディオラ監督なのだから。

選手だけでなく、監督・指導者も育てていく時代だと。

まぁ今年もいろんな角度から、Jリーグを見ていきたい。

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アジアカップ

2011/02/06(日)

準決勝の韓国戦が35.1%。

決勝のオーストラリア戦は深夜にも関わらず33.1%と非常に注目度の高い大会となりました。

①結果

優勝以外は認められない大会で、因縁の韓国とオーストラリアを破っての優勝。

誰にも文句を言わせない優勝という結果は本当に価値のあるものだ。

また、優勝の大きな副賞「FIFAコンフェデレーションカップ2013(ブラジル大会)の出場権を得た。

これはとても大きい。にほんがワールドカップアジア予選を勝ち抜かなければ意味はないが・・・。

   経験

あくまで結果が1番だが、その中で新たな選手が出場を経験できたのは、今後の日本にとって大きな財産となるだろう。ワールドカップでは、全試合固定されたメンバーで挑んだ代償として、サブの選手の大きな活躍・成長を見出せなかったので、評価すべき選手採用だったのではと考えます。

前回のワールドカップでレギュラーとして出場していたのは、GK川島、DF長友、MF長谷部、遠藤、本田(圭)の5人。

この選手たちは、「できる」という確信になったと言っても過言ではない。

これ以外の選手は、いい経験になったと思う。香川選手は、残念ながら怪我で離脱となったが、チームのエースとして十分の可能性を示した。前田選手に関しても、通用する・しない部分ははっきりしているが、いい経験をつめたはずだ。

センターバックの吉田・岩政、優勝を決めるゴールをあげた李、出場機会を得たものの結果を残せなかった柏木、藤本。この大会で得た経験は本当にでかいはず。これを自分のチームに持ち帰って、大きな力へと変えてもらいたい。

韓国戦においてもいい経験となった。

延長で2-1とリードした時点で、おそらくザッケローニはこのままゲームをクローズさせる考えだったはず。その中でボールを奪った後の時間の使い方など、まだまだ徹底できていないところもあった。あと2分でも時間を稼ぐことができたなら、同点ゴールは生まれなかったかもしれない。そして、本田(拓)が犯したファールも、あの状況でファールで止める意味は全くなく、もし負ければ戦犯になったかも知れないプレーだと言える。勝ったからこそ、いい教訓として、これからの成長へとつなげてほしい。

   課題

まずはセンターバックであろう。長年、中澤と闘莉王に頼ってきたツケが回ってきている。吉田は能力は高いが、チームを引っ張る、支える求心力はまだない。岩政、槙野、永田あたりになるかと思うが、もっとリーダーシップを持ったセンターバックを、南米選手権、ワールドカップ予選、コンフェデと大会を通じて、育ってきてほしい。

また、本田・香川の代役も心もとない。どうせなら同じような世代ではなく、プラチナ世代の宇佐美(G大阪)、小野(横浜FM)、柴崎(鹿島)、宮吉(京都)、小川(神戸)などにどんどんチャンスを与えてほしい。

ワールドカップ南アフリカ大会のあの盛り上がりのあとでも、Jリーグの観客動員は減っている。それでも、このアジアカップは盛り上がっている。日本代表の盛り上がりをいかにJリーグへ反映させるか。

リーグ、クラブの努力は必要不可欠であるが、日本代表をテレビやパブリックビューイングで見て盛り上がった方は、是非地元のJリーグを見に行ってほしい。そこで、地域のクラブを応援してほしいし、ダメなプレーには容赦なくブーイングをしてほしい。それこそが、日本のサッカーの発展につながるのだから。

<<3/5からJリーグ開幕>>

3/5(土)14時@万博 ガンバ大阪vs.セレッソ大阪 

  大阪ダービーでの開幕です!チケット完売間違いなし。お早めに。

3/6(日)13時@ホームズ ヴィッセル神戸vs.浦和レッズ 

  昨年最終戦で神戸が4-0で勝利。浦和ファンも黙ってないはず!

※両試合ともチケット完売かもです。お早目に!!

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謹賀新年

2011/01/10(月)

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

さて、年明けのサッカーの話題。

天皇杯は鹿島と清水の決勝戦となった。

天皇杯の決勝というより「ACL出場権を賭けた戦い」は、鹿島に軍配が上がった。

リーグこそ優勝できなかった鹿島だが、ここ一番の強さは健在だと感じました。

そして、大学選手権(インカレ)は関西大が中京大を破り優勝。

東高西低の大学サッカーを覆す意義のある優勝だったと思う。国士舘大、福岡大、筑波大を破っての優勝は本当に価値がある。

そして高校サッカー。兵庫の滝川二と京都の久御山の関西勢同士の決勝は滝川二が制した。

関西勢の活躍は今後に大いに期待が持てる。

高校サッカーに負けないように、Jリーグにおいても関西4チームの躍進を心から願う。

今年はコパアメリカ(南米選手権)に日本代表が参加する。

アジアカップ初戦のヨルダン戦は辛くも引き分けと決していい船出とはいえないが、サッカー界が盛り上がるには日本代表の活躍は必須だ。日本のトップとしてレベルの高いサッカーをして、いい結果を残してもらいたい。

また、多くの選手が海外へ移籍した。

スペインへ移籍した家長選手をはじめ、槇野、安田、岡崎、細貝がドイツへ戦いの場を移した。もう海外への進出はお試しではない。彼らがそこでしっかりと活躍することが、世界へ通じる日本へとつながっていく。

その為にはJリーグ自体がもっともっとレベルの高い戦いを見せていかなくてはいけない。

そして何度も言うが、関西のJクラブの活躍を心から願いたい。

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FC東京の降格とヴィッセル神戸の残留

2010/12/19(日)

ヴィッセル神戸がJ1へ残留し、FC東京がJ2へ降格した。

皆が

FC東京はJ2に落ちるチームやないのにな」と口を揃える。

確かにそうそうたるメンバーだ。

今野、徳永、石川、平山、権田、米本・・・・。

ではなぜFC東京が降格し、神戸が残留できたのか?

もっとも大きいと思うのは、神戸のJ2降格経験者が多数いること。

神戸のチームでJ2降格を経験した主力が4人いる。北本、河本、田中、朴選手が降格を経験し、J1昇格も経験している。

落ちることの辛さとJ2で戦う苦しさを知っている彼らは、心からJ2へは落ちたくないとおもったはずだ。降格経験のないFC東京はそこまで腹に落ちてなかったのではと思う。

また、最終戦を残しての6試合で

神戸は3勝3分の勝ち点12を積み上げた。

一方FC東京は3勝1敗2分の勝ち点11とさほど変わらない。

G大阪に引き分け、名古屋にも勝利している。

FC東京は15位の残留ラインで勝ち点を重ねても神戸を突き放すことができなかった。

神戸は勝っても16位の降格ラインを抜け出すことができなかった。

FC東京は「このままなら残留できる」油断を抱き、神戸は「このままなら降格する」不安を抱いた。そこが最後に奇跡の逆転劇につながったポイントでもあると考える。

神戸が32節で大宮に残り5分で追いつかれた時点で95%くらい降格すると思われていた。

しかし、33節に10人になった神戸が残り7分で得点し勝利を収め、FC東京が残り4分で失点し、引き分けに終わった。

神戸は勝ち点1から3に、FC東京は勝ち点3から1に。残り10分で勝ち点4が動いたことになる。

これで神戸は息を吹き返した。それでも条件は神戸勝利のFC東京が引き分け以下。しかも神戸はアウェイで浦和と、FC東京はアウェイながら降格が決まっている京都。

それでもFC東京80%、神戸20%くらいの残留確率だったと思う。

神戸が残留し、関西2チーム降格は免れた。しかし、G大阪、C大阪はACL出場を決めており、関西の中で熱い戦いができるようもっと高い位置を目指さなければならない。

FC東京は降格し、首都東京にJ1チームがいないという異例な事態となった。レギュラークラスの選手が移籍をせず、1年で昇格するといっている。

※翌年がワールドカップだったら移籍しただろうが・・・。

はっきり言う。

「そんないJ2は甘くない」

このメンバーならJ2で優勝できると思うだろうが、そもそもJ2へ落ちるとは思えないメンバーで降格したのだ。

落ちた監督と落ちた選手で同じ気持ちで戦う限り、そう甘くはないと考える。

降格争いの戦いは気持ちの入ったいいゲームだった。

最終戦では神戸から2,000人以上が浦和へ、東京から3,000人以上が京都へ向かった。

でもリーグは34試合あるのだ。

最初から気持ちの入った戦いができなかったことを責めるべきである。

2011シーズンは最初から熱い気持ちの入った試合が行われることを心から願う。

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